F-4、通称ファントムと言えばベトナム戦争では最新鋭機として虎の子扱いされていた機体。そんな歴史上の機体が未だに首都圏の防空に当たっていると聞けば撮影してみたいと思うのが飛行機好きの性というものだろう。新調した200-600mmは実はこれのためでもあったりするので、試運転第2弾を兼ねて休日の百里飛行場に行ってみた。OVFからEVFに転換した結果どの程度の違和感があるのかは未知数であったが。
結論から言うとEVFで追う機体は想像以上に難易度が高かった。おそらく現在のミラーレスではα9以外はレフ機と違った撮り方が必要なのだろう。シャッターを切らなければ特段の違和感はなく被写体を追えるためここぞというピンポイントのチャンスで1枚だけ撮影するスタイルが一番フレーミングが安定すると思われる。とはいえ高画素機ならではの特権としてガバガバ構図から大幅なトリミングで乗り切るという力業も使えるのでα7R系統ならどうにかならなくもない。。実際この写真もトリミングで1900万画素相当になっている。
で、本題のケロヨンファントム。2機連続で離陸したので1機目は練習として没。2機目の方をアップした。北向きに離陸した機体は通常右に旋回するが、この日はド派手な「捻り」を魅せてくれた。左翼の増槽が完全に見えるほどにバンク角をとった姿は年齢を感じさせない。気になって昨年の航空祭の画像を見返していたのだが、その際には増槽なしの最軽量のセットアップで飛行したいた。機動力を上げるためだそうで、おそらく今年の航空祭も同様になるかと思われる。こだわる方は航空祭以外でも撮影したほうが良いだろう。
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