生まれた時から京阪大津線は身近な存在だった。自宅の最寄り駅が石山坂本線の駅でもあったため、2両編成の小さな電車はJRの駅へ急ぐ自分たちを踏切で延々と待たせる少々厄介な存在でもあった。そんな憎たらしくも愛着を感じてきたその姿に近年、大きな変化が生じ始めた。
京阪本線の列車が某住友な銀行のようなカラーに塗り替えられる中、最後まで旧来のツートングリーンで残っていた石坂線用の車両も順次再塗装が開始された。20年来見てきた光景が徐々に、しかし確実に変わりつつある。どこか寂しい気もするが、これも時代の流れなのだろう。
一方でこちらはまだ登場時の塗装を保っている京津線。具体的に何本程度が旧塗装で残存しているのかは定かではないが、いずれ消えゆく運命の手前ではとりあえず撮っておくに越したことはないだろう。
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