海外の空港の醍醐味と言えば日本では見られない機体がわんさか見られること。帰国直前の数時間でカット数を増やして写真の単価を下げる最後の機会でもある。バンクーバーで搭乗機を待つ間、フライトレーダーを見ているとヨーロッパから4発機が連続して到着しそうだったので人目も憚らずカメラを取り出した。
カナディアンロッキー上空では拮抗していたルフトハンザとエーデルワイス、前者が747-400で後者がA340-300だったので巡航速度の差からルフトハンザが先着と予想して撮影場所を探す。実はバンクーバー国際空港は到着時の動線が窓際を通るためガラス1枚を通して撮るというのが意外に困難。到着機のタキシング経路も予想しながら70番ゲート付近のソファーに陣取った。駐機中の機体が無ければ快適に撮影できる上、フードコートも近いので長期戦でも難なくこなせそうだ。そうこうしているうちにフランクフルトからのジャンボが到着。関空から撤退して以来、日本国内では見られなくなった今や旧型の-400である。ザ・旅客機という風貌はやはり見ていて落ち着く
そして15分ほど遅れてチューリッヒから到着したエーデルワイス機。こちらはそもそも日本に就航していない会社ということでお初にお目にかかる。機体も貴重なA340。機体の規模に対して細長いエンジンがどこか不安になるが、シングルデッキに4発のエンジンはかつてのDC-8を彷彿とさせる。なお後に調べたところこの機体は割と最近スイス航空から移籍したもので、成田へ飛来していたとのことであった。
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