カナダを横断するのは鉄道だけではない。1号線、通称トランスカナダハイウェイは西部バンクーバー島を起点とし東部の大西洋に面したセントジョンズを結ぶルートであるが、一部区間では片側1車線ののんびりとした様相を呈する。ブリティッシュコロンビア州のホープ~カムループス間もその1つで、フレーザー川に沿ったアップダウンの激しい道が続く。しかしこの路線には鉄道線も沿って建設されているため、適当な場所に車を止めれば撮影スポットということも珍しくない。
1枚目はアッシュクロフトから南に数十キロの地点。来るかもわからない列車を待つには何もない場所だが、幸い1時間もしないうちに列車がやってきた。先頭は国営カナディアンナショナルの旧塗装車。この写真では分からないが側面のゼブラストライプが特徴で、今となってはすこし古臭さを感じるが撮り鉄的には喜ばしい。機関車自体も現代のGEVOシリーズのような最新型ではなく、筆者と同世代のダッシュ8なのがポイントだ。
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