師走の太陽は逃げ足が速い。すべてのプログラムを終え、シャトルバスに並んでいるとすでに日没間近。そんな折、ふと駐機場の方へ目をやると何機も並ぶファントムのシルエットが見えた。すでに列はそれなりに進んでいる。しかしここで撮らなければ必ず後悔する…しばしの葛藤の末、列を抜け出し駐機場へカメラを向けている自分がいた。複座型でも一体型のキャノピーを装備するF-15DJやF-2Bとは違い、旧式のファントムは独立した風防を持つ。その独特のシルエット、2年後の航空祭ではもう見られないのだろう。最後の最後でいいものを見せてもらった。
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