ヘルシンキに行った話

2018年の夏休み、どこへ行こうか迷っていた私に母からのLINEが飛んできた。曰く父がヘルシンキの学会に参加するからついでに家族旅行に行かないかとのことである。確かにフィンランドは一度は訪れてみたい国だったが一体何があるのか具体的には知らない。早速調べてみると市内にはツートンカラーの路面電車が走っているらしい。そして物価は高いものの食事は非常に美味とのこと。高いだけのどこかの白十字の国は見習ってほしいところだ。そんなこんなで気が付けばカタール経由の航空券が手元にあった。なお家族旅行とは言うが、親子3人それぞれ思い思いの経路を発券したため現地集合、現地解散の旅程となった。タイトルの台風一家とはそんな協調性なく襲来する一家を思って名付けた。

で、ヘルシンキ到着。到着日こそは家族旅行の体をなしたものの、夜が明けると一家離散である。道楽息子は機材をすべて背負ってヘルシンキの街を歩いてカフェ巡り…はせずにトラムを追いかける。幸い曇りの心配はない快晴。まずは港横の大通りで手に入れたばかりの35mmレンズの試運転をする。このレンズ、TAMRON製ということで純正派には人気がないが、レフ機用としては珍しく手振れ補正を内蔵していたため気になっていたレンズである。

港から少し歩くとフィンランド正教会の大聖堂があった。手前の木が非常に邪魔だが、これ以上よけることも叶わず、少し妥協感の残る一枚となった。最上部の十字架に架線がかからないようにしたのはせめてもの配慮である。

台風一家

散財やめました。うそです。

0コメント

  • 1000 / 1000