ついに、というべきか何と言うべきか、買ってしまった。航空機撮影において標準レンズと言われる500mm F4、通称ゴーヨンである。そもそこのレンズ、購入するつもりはなかった。新品で買えば軽自動車が視野に入ってくるのだから、真っ当な考えをお持ちの皆様におかれましては検討すらしないであろう。それでも買ってしまったのは一言で言えば衝動買いである。なんということでしょう。
とある夜のことである。某サイトで500mmを検索していると目に留まったのがこのレンズであった。中古ではあるが、使用感のほぼない美品。価格は相場より20万円近く安い。カード利用が不可ということで現金一括で支払う必要はあったもののそれさえクリアできればこれほど魅力的な商品はない。さっそく手持ちの機材の査定額を調べてみると…いけるではないか。ギリギリではあるが、手が出なくはない。
しかし、である。このためにはせっかくそろえたソニー機材を全て手放した上で4年弱使用してきたD4Sを手放さないとならない。自身の海外鉄黎明期をともに過ごしたカメラを手放すのはかなり葛藤したが、結局後任をD850に託すことにして売却することとなった。査定額は購入時のマイナス20万円ほど。バイトで度々使用していたので元は取れただろう。
そんなこんながあって工面した現金を手に銀行へ赴き、その3日後めでたくゴーヨンが手中にあった。まさか最新型の超望遠単焦点を買うことになるとは思っていなかった。もうすぐF-4EJ改は引退するが、他の戦闘機や民間機を仕留めてくれることに期待しよう。
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