新井薬師前で桜を見てきた話

東京に越してきて6回目の春を迎えた。来年には大学院修了の予定なのでゆっくりと花見が出来るのは今年が最後のはずである。せっかくD850を修理したのもあり、どこかへ桜を撮りに行こうと思い選んだのが西武新宿線の新井薬師前にほど近い中野通りの桜並木。どうやらこの区間は将来的に地下化されるそうで、西武伝統の黄色い鋼製車と桜が撮影できるのは残りわずかな期間らしい。


さて、桜を撮影すると言ってもこれが実に難しい。観察してみると分かるが、桜という花は意外にスカスカしていてむしろ枝が目立つ。しかも日中の光線に当てると真っ白になり、繊細な桜色とは程遠い色にしかならない。考えた結果、日没前後なら発色が良くなると予想して午後5時半ごろから撮影開始。やや早かった感もするが、日没ごろにはちょうどいい桜色が写るようになった。色々構図を試した結果、新旧2000系の連結面を流すことで決着がついた。

このあたりでほとんどの撮影者が帰宅。これからが美味しい時間帯なのにもったいないなあと心に思いながらもひたすら素振りを繰り返す。ブルーモーメントだとかマジックアワーだとか色々な呼び方があるが、要するに日没から30分間程度の時間帯は明暗が共存する。両方向から自動車のヘッドライトに照らされながら西武新宿へ向かう新2000系の流し撮りをピックアップしてこの記事の締めとしよう。

台風一家

散財やめました。うそです。

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